梅雨がいよいよ来たなと思っていたけれど、今朝はしっかり暑い。気温30℃。タグラグビーの練習の後に、湖へ。8~11m/sの西南西風。タックとジャイブの練習。インストラクターの山本さんが同じ高校出身だということを初めて知る。奥さんにも初めてお会いした。とても腰の低い優しい方だった。ニコニコしながら話しかけてくれた。岸壁で撮影しているカメラマンがいる。声をかけてみると、20年以上ウインドサーフィンを撮影していると言う。使っているレンズ一体型のカメラを「馬鹿ちょんの高級機(デジタルカメラの中では上位モデル)」と喩えていたけれど、写真は被写体の動きをバッチリ捉えていた。もう少し上達したら撮ってくださいとお願いした。ウインドサーフィンを始めて二ヶ月弱。このビーチに関わる人の様子が見えつつある一方で、町の中心部とは別のローカルがここにはあることを薄々感じ始めている。町の人に限定する必要は無いし、町外から関わりを持つ人が増えることはとても良いことだけれど、どこか寂しい感じもする。ウインドサーフィンの他に、カフェスタンドやキャンプサイトがある西岸を南へ進むと、半島の先端に「南海荘」という、漁師の方々が営む海の家がある。潮干狩りが盛んだった頃は、軽食の販売やBBQ用具・食材の提供などをしていたけれど、現在は営業していない。建物本体から周囲へ増築を重ねたおおらかな佇まいはとても興味深い。あり合わせの材料を組み合わせて作っている様子も逞しい。子どもの頃、親の同年や体育振興会の集まりで南海荘に連れて来てもらったことを思い出す。弁天島の花火大会の日に、対岸に打ち上がる花火を見ながらBBQするのは最高だった。町の記録を残す建物がいくつも取り壊されていく中で、可能であれば南海荘はこのかたちのまま残っていてほしいなと思う。かつての南海荘のように、湖と町とを関係づける場所づくりや仕組みづくりが、いつか自分にもできるといいなと思います。
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