2023-01-08

海辺の町へ

電車に揺られる朝。海辺の町の空気感は穏やかで心地良い。先週今週はスペインへ。美味いものを食いすぎて逆にカップ麺を食べたい気分。バルセロナに滞在。三年ぶりの海外。最後の晩餐は7 PORTESというレストランにてガヴァで乾杯。シーフードの大皿には海老と生牡蠣とロブスター、そして生アサリまで。レモンをキュッと絞って食べる。ブワっと口の中に海が広がる。締めはやっぱりパエリア。何杯食べても美味い。この期間で食べたパエリアを振り返ると、レイアール広場でのランチが特に良かったなと思う。ストリートミュージシャンが奏でるアコーディオンをBGMに、パラソルストーブで温まりながらイカ墨パエリアを食べた。エストレージャダムというビールを飲みながら。バルやレストランが周囲を囲う広場では、小雨が降る中でも古銭や切手のアーンティークマーケットを行っていた。良い雰囲気だった。バルセロナの街はパブリックスペースを使いこなす工夫が満載だった。あちこちにオープンカフェやバルがあって、テーブルとイスがストリートに溢れている。所構わず置かれたベンチが、街で過ごす時間を何気なく与えてくれている。掃除やゴミ拾いをしている蛍光グリーンの服を着た清掃員をよく見かける。街を綺麗にしようと作業する姿が格好良い。その他にも、至る所に設置された円筒形のゴミ箱や道沿いに置かれたセンサー付きの大きなゴミ収集箱、道を走る清掃車など、街を綺麗にするための仕組みづくりがとても充実しているように感じた。夕食を終えた後はバルセロネーターの海沿いまで歩く。海を撫でた風が気持ち良い。気温12℃。温かい。情熱の国に魅了された良い年の始まりとなりました。

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