2022-05-08

採貝漁

連休最終日。今朝はタグラグビーの練習へ。気温23℃。中1のOBの子たち(昨年度コーチとして初めて卒業を見送った子たち)が顔を出しに来てくれた。中学校は楽しいか、何の部活に入ったのか、などと他愛も無い会話をする。新しい環境で頑張っている話を聞くと、自分も頑張ろうと思えてくる。彼らが数十年後何をしているのか、少し楽しみだったりもする。急激な暑さでダウンする子もちらほら。保冷剤を頭に乗せて休む子たちを見ると、夏が近づいているなと思ったり。江堀(水路)ではアサリの漁が行われている。太いステンレス製の「クマザラ(篭のついた熊手状の道具)」を湖の底に突き立ててアサリを採る姿は、この地域の漁業のかたちとして馴染み深い光景だけれど、よくよく見てみるとクマザラの長さや形にバラツキがある。どうやら、湖の中で短い柄のクマザラを使う「陸掻き」といわれる方法と、船上から底を掻く「長柄」といわれる(5m以上の柄がついたクマザラを使う)方法があるみたい。その中でも漁師の方々それぞれに好みがあるようで、全てオーダーで作っているとか。底に突き立てるためのゴツい歯をもつクマザラはなかなか格好良い。その他にも、深い場所で貝を掻くときに履く「ゲタ」や、底にある貝の目を見るための「潜望鏡」など、生業の様子を道具から見ることができる。漁港の荷揚げ場の佇まいはとても良い。日常と地続きの場所に湖という大きな環境があることを、漁師の方々は一番分かっているんだろうなと思う。漁師から見た湖はどんな感じなのだろうか。アサリの酒蒸しをツマミにビールが飲みたい気分になりました。

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