田園へ

温かい便座にホッとする朝。気温10℃。先週今週とイタリアへ。フィレンツェ、ピサ、サン・ジミニャーノと3都市を訪問し、消化できずに胃もたれを起こす勢い。ピサの斜塔はしっかり傾いていたけれど、キジバトの鳴き声はリズムが違った。アルノ川沿いの街並みがハイライト。赤瓦の屋根、アイボリーやブラウンの外壁、緑や茶のガラリ（両開きで下部は突出し）など、ある一定のルールの中で建物を街に参加させつつも、建物ごとに少しずつ違いがあって、じっくり見るといろいろと発見があった。アルノ川は、澄んでるわけでもなく、汚いわけでもない、不思議な色をしていた。カヌーを漕いでいる人たちも見かけた。気持ち良さそうだった。チステルナ広場でのランチビールは最高だった。オープンエアの席で、眩しいくらいの日差しに当たりながら、デカクビレグラスに入ったモレッティを飲んだ。ニンニクが効いたトマトソースのピチ（太麺のパスタ）がまた合う。トスカーナの田園で穏やかな時間の流れを体感できたのが良かった。サン・ジョヴァンニ通りの雑貨屋でロードバイクのブリキ模型を買った。クラシカルな丸ハンのドロップハンドルにターコイズブルーのフレーム、チェーンやサドルのサスペンションは無骨でかっちょいい。今朝はタグラグビーの練習の後、ギターのレッスンへ。教室内のギターハンガーにロードバイクのブリキ模型が引っ掛けてあるのに気づく。講師の倉岡さんの旦那さんは自転車好きでもある。昼飯に、ピザもパスタも当分は口にしたくない気分だったので、ネット記事で見たサッポロ一番のアレンジレシピを試してみた。これが激旨ニンニク焦がし味噌ラーメンに変身してビックリした。オススメ。午後は湖へ行くも、ベタ凪。店長に土産を渡して、喫茶店へ。ボーッとしたい時はここ。ついつい、本棚にあった放浪記の本を手にしてしまう。国内か国外かよりも、都市か田舎かという選択が重要かなと思ったり。日没を見届けてから帰路に着く。半月以上もウインドサーフィンができておらず、ワナワナしていますが、来週は良い風が吹くっぽいので、今から楽しみです。